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糖尿病の診断

糖尿病の診断は

①空腹時血糖値(10時間以上空腹にした血糖値)126mg/dL以上
②随時血糖値(食後の血糖値)200mg/dL以上
③HbA1c(ヘモグロビンエイワンシ-)の値が6.5%以上
以上を糖尿病型と呼びますがこれだけでは糖尿病とは診断しません。

1)①~③のいずれか2項目以上を満たす場合
2)①、②のいずれかに加えて糖尿病の典型的な症状を認める場合または糖尿病性網膜症を認める場合
以上の場合に糖尿病と診断されます。

このほかに糖負荷試験(75gOGTT)を行う場合がありますが当院では行っていません。

正常の血糖値は

①空腹時血糖値(10時間以上空腹にした血糖値)110mg/dL未満
②随時血糖値(食後の血糖値)140mg/dL未満
①、②の両方を満たす場合に血糖値正常と呼びます。

境界型糖尿病(糖尿病予備群)について

正常と糖尿病の中間の血糖値の場合に境界型糖尿病(糖尿病予備群)と呼び厳格な生活習慣の改善と2~3か月後の再検査が必要になります。
特に境界型糖尿病(糖尿病予備群)とメタボリックシンドロームの間には密接な関係があり、血糖値がそれほど高くないのにもかかわらず動脈硬化が進行してしまうことがあります。このためメタボリックシンドロームの診断基準である、ウエストサイズ、高血圧、高中性脂肪、低HDL-コレステロール血症にも注意を払いその背景にある内臓脂肪を減らすことが重要となります。このためやはり食事、運動などの生活習慣の改善が治療の基本となります。

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